通常、時計の素材としては金が最も高級と考えられています。これは、現代の時計を考えると特に当てはまります。しかし、ヴィンテージやコレクション性の高い時計に関しては、スチールが「おまけ」になる可能性があります。高級ブランドのスチール製時計の中には、オークションで途方もない価格に達するものもあります。なぜ？なぜなら、これらのヴィンテージ時計はゴールドエディションよりもはるかに希少だからです。ここでは、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ロレックスの 3 つの非常に優れたスティール エディションを紹介します。

スティール カラトラバ REF. 570

パテック フィリップの時計は常に収集価値があります。しかし、一部のエディションは、プロのコレクターにとって「必須」の作品リストの上位にあります。そして、これらの作品は、驚くべきことに、チタンまたはスチールバージョンです。最高の仕上げのディテールと最高の素材を使用して、常に最高の製品を製造することで知られるこのブランドには本当に興味があります。鉄鋼は一般的で安価で、ある意味 プロレタリア的です。グレーのメタルに夢中になった主な理由は単純です。パテックは通常、その素材を使用した時計をあまり製造しなかったからです。したがって、それらは非常にまれです。

ここで見つけたパテック フィリップは、いわゆる「グランド カラトラバ」（サイズが 36 mm であるため）で、その珍しいステンレス スチール ケースで 1943 年に製造されました。ほとんどのリファレンス。570 はホワイトまたはイエローゴールドのケースに入れられ、中央に第 2 ムーブメントが搭載されていました。したがって、ケースの素材とスモールセコンド ムーブメント (手巻き) のユニークな組み合わせが、このモデルを非常に魅力的なものにしています。さらに、文字盤にも注目してください。以前はベージュ色でしたが、ここでは緑青が非常にうまく機能し、暖かく軽いキャラメル色が生まれました。

ケースの状態も非常に良く、ラグや刃先の厚さから判断すると、長年ほとんど磨かれずに生きてきたようです。この時計にはパテック フィリップの公式エクストライット・デ・アーカイブが付属しており、ローマのコッラード・マッタレッリ（非常に有名なヴィンテージ販売店）によって販売されており、同社のウェブページは ここからアクセスできます（価格はリクエストに応じて）。

スチール製ヴァシュロン・コンスタンタン REF. 4217

このヴァシュロン・コンスタンタンについても同じ話です。ここにあるのは、通常ゴールドで作られ、エナメル文字盤またはラッカー仕上げの文字盤があり、通常は中央に秒ムーブメントが付いている、非常に珍しいエディションの時計です。Ref. ヴァシュロンの 4217 をゴールドで見つけるのはそれほど難しくありません。古典的な「カラトラバ スタイル」のケースに入っていることから、パテック フィリップに驚くほどよく似ています。このモデルを非常に魅力的なものにしているのは、やはりこの珍しいステンレススチール製のケースが非常に良好な状態に保たれており、このユニークなスモールセコンドのレイアウトです。文字盤もほぼ新品同様で、磨かれた針とアプライドインデックスも完璧です。

1950年代に作られた33.5mmの小さめの時計です。この新品で完全にオリジナルのスティール製ヴァシュロン・コンスタンタンは、ローマのコッラード・マッタレッリでも販売されていますが、価格はパテックの数分の一（7.500ユーロ）です。こちらから入手可能です。