イングランド南部各地の警察は、2人の若い女性がゴルフクラブで高齢の男性を狙い、高価な時計を盗むという大量の強盗事件との関連性を特定しようとしている。

新聞によって「ロレックスの切り裂き者」と呼ばれているこの2人の女性は、ドーセット、ハンプシャー、サウサンプトンのクラブや町の中心部で少なくとも14回の攻撃を行ったと考えられている。

警察によると、女性らは年齢20代か30代、身長5フィート2インチから5フィート9インチ、黒髪で東ヨーロッパなまりがあったとのこと。

複数の警察は高齢男性に対し、特に高価な時計をしたままゴルフクラブを離れる際は注意するよう呼び掛けている。

デイリー・テレグラフ紙の報道によると、盗難の数件は高級ゴルフクラブの駐車場で発生しており、被害者の大多数は男性の年金受給者だという。

報告によると、この二人の女性は市の中心部でクリップボードを持って慈善活動員を装うことが多く（皮肉にもチャガーや慈善強盗と呼ばれることもある）、書類に記入する被害者から手品師のような手品を使って時計を盗んだという。

高価な時計が所有者の手首から無理やり引きはがされる暴力事件も発生している。

デイリー・テレグラフ紙の報道で引用されたアラン・ブルース氏は、より広範なギャングの一員ではないかと疑う「高度な訓練を受けた専門家」と称する女性たちに、1万4000ポンドのロレックスの金時計を盗まれたと語った。

ブルースさんは、7月15日にウィンボーンの町の中心部でこの2人に声をかけられた経緯を語った。「一人はクリップボードを持っていて、背の高い方は自分が聴覚障害者であることを主張していて、新しい聴覚障害者センターの建設を求める嘆願書の署名を求めていた。

「私は時計を持っていたのと同じ左手で署名したのですが、そのうちの一人が私を掴んで抱きしめに行きました。私はすぐに財布の入っていたポケットに手を置き、彼女を押しのけて立ち去りました。

「角を曲がって歩いていると、彼らが私の時計を盗んだことに気づきました。私が戻った時には彼らはもういなくなっていました。ほんの数秒だったので、車が待っていたのでしょう。

「彼女たちは高度な訓練を受けたプロのディッパーであり、自分たちが何をしているのかを知っています。彼らはおそらくロンドンのより大きなギャングの一員であり、南部の裕福な地域のソフトターゲットを狙っています。」

事件は5月19日に遡り、サウサンプトン近くのストーンハム・ゴルフクラブ、ハンツのロムジー近くのウェロー・ゴルフクラブ、ドーセット州プール近くのパークストーン・ゴルフクラブ近くで報告されている。